HIVEではマスターパスワードを変更することで、全てのキーの変更が可能です。
セキュリティのためにも、マスターパスワードとプライベートキーは時々変更することをお勧めします。ただし変更の際は慎重にバックアップをとるようにしてください。パスワードを紛失した場合、誰にも復元することはできないからです。
またマスターパスワードを変更したら、パスワード&キーのPDFファイルのダウンロードとHive Keychainの設定変更まで一気にやってしまいましょう。
HIVEのマスターパスワード変更手順
HIVEでは、マスターパスワードの変更=Posting、Active、Owner、Memoキーの変更となります。
以下では、HIVE WALLETからマスターパスワードを変更する手順を解説します。
HIVE WALLETにログイン
HIVE WALLETにアクセスし、ログインします。
(画像ではパスワードを入力してログインしていますが、Hive Keychainを使ってPosting Keyでログインするのでも大丈夫です。)
Change Passwordタブを開く
Change Passwordタブからマスターパスワードの変更が可能です。
パスワード変更の前に注意事項をよく読みましょう。
・HIVEの第一のルールは、パスワードを失くさないこと。
・HIVEの2つ目のルールは、パスワードを失くさないこと。
・HIVEの3つ目のルールは、私たちはあなたのパスワードを回復することはできません。
・第4のルール:パスワードを覚えている場合、安全ではありません。
・第5のルール:ランダムに生成されたパスワードのみを使用すること。
・第6のルール:誰にもパスワードを教えないこと。
・第7のルール:パスワードのバックアップは必ずとること。
HIVEではとにかくパスワードのバックアップが何より重要で、紛失した場合には復元できないことが強調されています。
現在のマスターパスワードを入力
HIVE WALLETからマスターパスワードを変更する場合は、現在のマスターパスワードが必要です。
「CURRENT PASSWORD」の欄に現在のマスターパスワードを入力し、「CLICK TO GENERATE PASSWORD」をクリックします。
これにより、新しいマスターパスワードが生成されます。
生成された新パスワードのバックアップをとる
「GENERATED PASSWORD(NEW)」の欄に新しく生成されたパスワードが表示されます。
これをコピーして、パスワードマネジャーやテキストファイルに保存します。
パスワードマネジャーやテキストファイルに保存したパスワードが、「生成された新しいマスターパスワード」であることを必ず確認してください。
直前にコピー&ペーストしている「現在のマスターパスワード」と混同しないよう要注意です。
新パスワードを再入力して更新する
「RE-ENTER GENERATED PASSWORD」の欄に新しく生成されたパスワードを入力し、下のチェックボックスにチェックを入れます。
チェックボックス部分には、注意事項として以下の2点が書かれています。
☑私はHIVEが紛失したパスワードを復元できないことを理解しました。
☑私は生成されたパスワードを安全に保管しました。
「Update Password」ボタンをクリックするとログアウトし、この画面に戻ることはできません。
生成された新パスワードがしっかりと保存されていることを、再度確認してください。
※この段階では、新しいマスターパスワードのみが取得できます。新しい各種プライベートキー(Posting、Active、Owner、Memo)は、マスターパスワード変更後に確認できます。
大丈夫であれば、「Update Password」ボタンをクリックします。
完了
HIVE WALLETから自動でログアウトしたら、マスターパスワードの変更は完了です。
この時点で、マスターパスワードおよびPosting、Active、Owner、Memoの4つのキーは全て変更されています。変更前のパスワード、キーは使えません。
マスターパスワード以外のキーは、Hive.blogからPDFファイルをダウンロードして確認します。
おわりに
マスターパスワード・キーの変更はHIVE WALLET以外にも、Ecency、PeakDから可能です。
「Posting Keyだけ」「Active Keyだけ」のように特定のキーだけを変更する方法はないか、少なくともHIVE WALLET・Ecency・PeakDからは上記のように全てのキーを一新する方法しか確認できませんでした。
マスターパスワードを変更したら、引き続き以下2点を済ませておきましょう。
①マスターパスワードとキーが記載されたPDFファイルをダウンロードする
②Hive Keychainの設定変更