42歳の今、自分としては心強いと思える程度の資産は築けたと思っていますが、振り返ってみれば失敗だらけの投資歴でした😂
この記事では自己紹介代わりに、社会人になった年から現在までの、私の投資歴を年表形式でつらつらとお話しさせていただこうと思います。
迷走期
20代は、新卒入社した企業で安定的に働いていた時期。資金的にも余裕があったのにもかかわらず、前半は投資には全く興味なし!
20代後半でようやく興味を持ち始めるも、うまくいかず・・・迷走ばかりの数年間でした。
2005年:投資に興味なし
22歳、社会人デビュー。
就職先の企業型確定拠出年金(DC)に加入するも、興味を持てずそのまま数年間放置してしまいました。
管理画面のログインIDとパスワードも紛失する始末で、会社が拠出してくれた掛け金はその後数年間、定期預金のまま貯まっていくことになります。
ただこの時期、投資には全く興味ナシ!ではあったものの、夏冬のボーナスはその大半を貯金していました。
この貯金が、後々の私の投資の原資となってくれました。
また、すでにこの頃から「ポイ活」(という言葉はまだなかったけれど)が好きでした。
2010年:怪しい「お金の勉強会」
27歳。会社の同期に誘われて、月に1〜2回、怪しげな「お金の勉強会」に参加するようになりました。
「勉強会」経由でよくわからないまま70万円の謎投資商品を購入(数年後、解約。大きくマイナスに)。今だったら絶対に買わないような商品です。
それでもこの「勉強会」がきっかけで、投資に興味を持つようになったことだけは良かったのかもしれません。
人事部にDC管理画面のID /パスワードを問い合わせ、定期預金のまま眠っていたお金を、投資信託にスイッチングしてみたりもしました。
結婚したのもこの年でした。
2013年:育休中に株のトレード!
2012年に長男が誕生。
育休中に少しでも収入を得ようと、SBI証券で株トレードをしてみるも、損も得もないまま終わります。
ただ、なんとなく自分はトレードには向いていないのでは・・・と感じたのでした。
2014年:転職失敗、年収ダウン…
31歳で初めての転職をするも大失敗、3ヶ月で退職。その後、派遣(紹介予定)で働き始めます。
就職先が定まらなかったため、確定拠出年金(DC)の移管手続きができないまま一定期間が経過し、残高は国民年金基金連合会に移管されてしまったのでした・・・
転職の失敗により、年収も大幅ダウン。夫の収入も不安定。
人生の暗黒期かと思うほど、何もかもがうまくいかない時期でした。
模索期
転職大失敗のショックから徐々に立ち直るとともに、投資について真面目に考え始めた時期。
給与収入の不安定さを知ったからこそ、会社に頼らない収入源を作ろうと、色々な可能性を探り続けた数年間でした。
2015年:iDeCoスタート
32歳。紹介予定派遣で働いていた先で、正社員となった年。
この会社には企業型確定拠出年金の制度がなかったため、SBI証券でiDeCo口座を開設。国民年金基金連合会に移管されていた残高を取り戻すとともに、月1万円の積立投資を始めました。
今思えばこれが私の、初めてのまともな投資でした。
またこの年、ポイントサイトからの交換により初めてビットコインを手にします。その後、2016年にかけて数$BTCを買い集めました。
2016年:ビットコインの早売り…
保険会社に勧められるまま、変額保険(払込期間:10年)に加入。毎月3万円強の保険料の支払いが始まりました。
この保険料の支払いは私たちの生活をやや圧迫し、途中で何度か解約も考えました。しかし何だかんだ現時点(2025年)で返戻率は100パーセントを超えており、今のところ投資としても悪くない感じです。
そしてこの年・・・私の投資人生最大とも思われる失敗:ビットコインを全て売却してしまったのです😂まだ1$BTCが10万円台に乗る前でした。
2017年:退職して専業主婦に
34歳、勤めていた会社を退職、それに伴い専業主婦に。
個人の収入がほぼなくなったため、iDeCoの掛け金は貯蓄から払えるよう、月5,000円に減額しました。
Hive.blog(当時はSteemit)でブログを書き始め、購入以外の方法で暗号資産を稼ぐことを知りました。
2018年:iDeCoの掛け金拠出が停止される
35歳、次男誕生。
夫が正社員となり、厚生年金に加入。私は国民年金第3号被保険者となりました。
この時、年金種別が変わったことの届出を忘れていたため、iDeCo掛け金の拠出が停止されてしまいます・・・が、掛けるお金もなかったため、そのまま2年近く放置してしまったのでした🤮
実践期
コロナ禍で外に出られない日々が続いた時期、投資について調べることが増えました。
最終的に「iDeCo・NISAを中心に資産形成すべし!」という至って普通の結論に落ち着きました。
とはいっても、まだ時々回り道をしてしまうこともあるんですけどね…
2020年前半:ロボアド?つみたてNISA?
この時にはSteemit、Hive.blogでブログは書いておらず、一旦各プラットフォームから全額を引き出しました。
その資金でビットコイン、イーサリアムを買ったのですが・・・これは英断だったと思います。すでに価格が上がってしまっていて、1$BTCも買えませんでしたが。
また、帰省中に母(60代)からロボアドバイザー「WealthNavi」の話を聞き、興味を持ちました。
ロボアド「WealthNavi」、「THEO」、おつり投資「トラノコ」など、類似サービスまで片っ端から口座開設し実験的に入金・・・といっても、「WealthNavi」には20万円、「THEO」には10万円、「トラノコ」には数万円と、どれも少額でしたが。
が!帰省から戻って改めて調べてみたところ、ロボアドよりもNISAを始めるべきだと気づきます。
楽天証券でNISA口座を開設、「THEO」、「トラノコ」の解約分を含む40万円ほどを入金し、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT) の積立を始めました。
2020年後半:つみたてNISA?ジュニアNISA?
さらに色々と調べていたところ、自分のNISAより、息子2人のジュニアNISAを優先した方が良いのでは?と考え始めます。
というのも、当時ジュニアNISAはまだ買付可能ではあったものの制度の終了が決定しており、新規の買付は2023年までしかできないことが決まっていたからです。
制度の終了に伴って、子どもが18歳になるまで非課税で運用できる仕様に変更されたことも魅力でした。
そこで、子どもたちがこれまでに受け取ったお祝い金やお年玉、自分自身の普通預金、さらには結婚時に祖父母や両親から受け取ったお祝いなど、現金をかき集めて息子2人のジュニアNISA口座に突っ込みました(それぞれ満額×3年分で計480万円。残念ながら4年分の資金はありませんでした)
資金的に自分のつみたてNISAへの追加入金は諦めざるを得ず・・・しかし、代わりに停止されていたiDeCoの再開手続きをし、細々と積み立てを再開しました。
ポイントを使った単元未満株投資も開始しました。
2021年:フードデリバリーで開業
38歳。自転車でフードデリバリーの配達を始め、個人事業主として開業。
収入の一部で個別株を買い(SBI証券、特定口座)、配当金をもらう楽しみを知りました。
入金済み&積立設定済みのNISAの他、iDeCoへの月二万円の積立を細々と続けていました。
2022年:iDeCoに81.6万円を入れた年
この年は国民年金第1号被保険者だったため、無理してiDeCoに年間81.6万円(満額)を掛けました。
フードデリバリーの収入、貯蓄、暗号資産の売却益など、iDeCoのためにあらゆるところからお金をかき集めましたが・・・正直かなり厳しかったです😂 節税にはなりましたけど。
また、一時期話題になっていたMove to Earn「STEPN」も試してみました。
参入時期が比較的早かったこともあり、トータルで見ると利益は出せたものの・・・投資としてのブロックチェーンゲームは参入と撤退のタイミングが難しく、「STEPN」で私が火傷しなかったのは奇跡的、自分には無理だと感じたのでした。
2023年:コツコツ投資継続、パート開始
iDeCoへの掛け金は、再び月二万円に戻し、コツコツ積立を続けました。
暗号資産投資の対象は、ビットコイン・イーサリアム・HIVEに絞り、他の情報を追うのをやめました。
フードデリバリーの売り上げが厳しくなってきたため、秋にパートを開始しました(収入は月5万円程度)。
2024年:新NISAへ
新NISAスタート(つみたて+成長投資枠)。
ありがたいことに父から投資資金の援助があり、個別銘柄を追加しました。
またハードウェアウォレットの購入し、ビットコインのセルフカストディを開始しました(脱・取引所!)
2025年:そして今
パート収入の一部で新NISAでの積立を再開しました。現在、月に1.5万円ずつ積立をしています。
iDeCoの積立月2万円も継続中。
フードデリバリーはいよいよ厳しくなってきたため、5月に廃業しました。
年末で2016年に加入した変額保険の払込が終了予定で、その日が待ち遠しい今日この頃です。
おわりに
振り返ってみれば、その時々の自分に対してアドバイスしたいことは山ほどあります😭😭
ココで選択を間違わなければ「億り人」になれていたのに! というポイントもいくつか(口惜しい!
まぁでも。
いくら後悔したところで時間は戻るわけじゃなし、失敗があったからこそ、その後とれた行動だってあるわけです。
安泰な会社員人生から外れてしまったからこそ、真剣に投資をしようと思えるようになった、とも言えますし。というか、そう考えるしかないですよね。

ときどき判断ミスで減らしつつも何とか守ってきたお金たちを、これからも大切に育てることができますように。
「迷走期」、「模索期」、「実践期」に続いて、「加速期」、「成長期」がやってくることを願いながら。