HIVEブログのVoting Powerとは何か

こちらを見つめるロボット HIVEブログの基本

HIVEブログでは、記事やコメントにUpvote(投票)すると報酬を発生させることができます。

この投票する力(と、その残量)のことを、Voting Powerと呼びます。

報酬のしくみについてはこちらの記事で解説しています。

HIVEブログの報酬のきほん – 著者報酬(Author Rewards)とキュレーション報酬(Curation Rewards)

hiveblocksではVoting Power、EcencyではVote Power、PeakDとHive KeychainではVoting Manaと微妙に表記は異なるものの、全て同じものを指しています。

UpvoteにはVoting Powerを消費する

投稿へのUpvoteで報酬を発生させることができる…

では、UpvoteすればするほどHIVE上で無限にお金を増やし続けることができるのかというと、残念ながらそうはいきません。

HIVEブログではVoting Powerを消費してUpvoteするしくみになっているため、Voting Powerが枯渇すると、いくらUpvoteしても報酬がつかなくなります。

またVoting Powerが減るたびに、1回のUpvoteの価値は小さくなっていきます。

Voting Powerの確認方法

Voting Powerは、hiveblocks・Ecency・PeakD・Hive Keychain等で確認できます。

hiveblocksでのVoting Power確認方法
hiveblocksの場合
EcencyでのVotiong Power確認方法
Ecencyの場合
PeakDでのVotiong Power確認方法
PeakDの場合
Hive Keychainの場合

hiveblocksのグラフが分かりやすいかもしれません。upvoteするたびにグラフの%が減っていき、時間の経過とともに回復します。

VOTE VALUE(Upvoteの価値)の確認方法

PeakDでは、Upvoteの価値($)を確認できます。

アカウント名横の「stats i」にマウスオンすると、現在のUpvoteの価値と、Voting Powerを100%まで回復させた時のUpvoteの価値を見ることができます。

PeakDで自分のupvoteの価値を確認する方法

参考までに、こちらの画像は私のHIVEアカウントの現在のステータスです。

今現在のVoting Power(約80%)で記事にupvoteした場合、私は$0.066(約8.6円)の価値を発生させることができます。

もし、Voting Powerが100%まで回復するのを待ってからupvoteした場合、そのUpvoteの価値は$0.082(約10.7円)になることを意味しています(※)。

※レートは2023年4月6日現在

8円も10円も大差はないと感じるかもしれませんが(実際その通りですが)、保有HPが増えてくると、この差が数十円、数百円… と大きくなっていきます。

Upvoteの価値($)は、保有HP(HIVE POWER)が増えるほど大きくなっていくしくみだからです。

そのためHP大量保有者ほど、Voting Powerの管理には慎重になっている印象を受けます。

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1回のUpvoteにつきVoting Powerを2%消費

記事やコメントにUpvoteすると、1回のUpvoteにつきVoting Powerを2%消費します。

全体の2%を消費するわけではなく、残りのVoting Powerの2%を消費する設計だと思われます。

※実際にUpvoteをしながら確認してみたところ、Voting Powerが75%ほどの状態でupvoteすると、全体の1.5%ほどしか減らず、またupvoteするたびに表示上の%の減り幅が小さくなっていったからです。

Voting Powerは毎日20%回復する

FAQによれば、Voting Powerは毎日20%ずつ回復します。

一度に20%回復するのではなく、24時間かけて常にじわじわと回復し続ける仕様です。

よって計算上は1日10回程度のUpvoteが最適であり(2%×10回、これならVoting Power100%~80%の状態でUpvoteを続けられるため)、これを超えるペースでUpvoteし続けると、Voting Powerが減り続けることになってしまいます。

あまり神経質になる必要はないとは思いますが、Voting Powerが減る=Vote Valueが減る=獲得できるキュレーション報酬も減ることになるため、時々確認&調整することをおすすめします。

Upvoteの比重は調整できる

上記の「1日約10回のUpvoteが目安」というのは、常に100%(デフォルト)でUpvoteした場合です。

Upvoteの比重は100%未満に調整することも可能です。

upvoteの比重を調整する方法

こちらはPeakDでupvoteしようとした際の画像です。

♡ボタンを押すとこのようなスライダーが表示され、upvoteの%を調整できるようになっています。ecencyも同様です。

また、先日の記事で紹介した自動upvoteツールHiveVoteでも、「誰に何%」など細かく設定できるようになっています。

今日子
今日子

HIVE.blogでは、アカウントの残高が500HPを超えないとスライダーは表示されません!

100%未満の力でupvoteするメリットとしては、消費するVoting Powerが100%upvoteと比較して少なくて済むため、その分多くの記事やコメントにUpvoteできる点が挙げられます。

仮にすべてのupvoteを50%の力で行った場合、同じ消費Powerで100%upvoteの倍の回数upvoteできることになります。

その分記事やコメントにつけられる価値は小さくなるため、1回のupvoteから獲得できるキュレーション報酬も減ることになる点がデメリットです。

おわりに

各アカウントはそれぞれVoting Powerを持ち、Voting Powerを消費しながらUpvoteします。

こちらを見つめるロボット

「Upvoteにより報酬が生まれる」というのは、HIVEブログの最大の特徴です。

Voting Powerが低くなり過ぎるとUpvoteしても投稿に価値を与えることができなくなってしまうため、枯渇させることがないようにしたいですね。

また「誰が誰に、何%でupvoteしたか」という情報は、投稿者・投票者含め誰でも見ることができますので、ご参考まで。

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