2023年7月初旬に立ち上げた当ブログ「スカラベジャーニー」、開設2週間後からGoogle AdSenseの申請を始めました。
思っていた以上に苦戦して、なんと5回も落ちてしまいました… ようやくが下りたのは、8月31日。ブログ開設からは約2ヶ月、初回の申請からは約1ヶ月半かかったことになります。
この記事では、私がGoogle AdSenseの審査に合格するために試みたことを全てまとめました。これからAdSenseの申請に取り組もうとする方、また私と同様なかなか合格できずに困っている方のお役に立てれば幸いです。
記事の前半では、申請時の当ブログの状況(特徴)と私がなかなか合格できなかった原因を自分なりに分析しています。
後半では、計6回の承認申請でそれぞれ何をしたのかを、時系列でまとめました!
Google AdSenseの申請は初めてではなかった
まず前提として今回の審査は、AdSenseのアカウントは(一旦は)有効化されている状態で、新たにサイトを追加するためのものでした。
私は2015年からWordPressでブログ(「旧ブログ」とします)を運営しており、旧ブログはAdSenseの審査に通過していました。
しかしドメインの更新忘れにより、2023年5月に旧ブログがなくなってしまったのです…。
手数料を支払ってドメインを復活させるべきか迷いましたが、手数料がめちゃくちゃ高かったのと、心機一転新しいブログでやり直したいという気持ちもあったのとで、6月末に新たにドメインを取得してこのブログを立ち上げました。
現在は一度AdSenseに合格しているアカウントであっても、サイトごとに審査が必要です。
そこで消滅した旧ブログはAdSenseアカウントから削除した上で、当ブログを新たにアカウントに追加。一連の審査は、この新ブログに広告を掲載するためのものでした。
新規でなくてもかなり苦戦したため、一度AdSenseに合格しているアカウントだからといって、審査の難易度が変わることはなさそうです。
旧ブログから記事を転載してAdSenseを申請するも…
最近はAdSenseの審査が厳しくなっている、という噂は聞いていました。
2015年に旧ブログを申請した時には1記事で合格しましたが、今回はそう簡単にはいかなそう…
そこでインターネットでAdSense合格者のブログを読み漁り、以下の通り基本的なサイトの体裁は整えた上で初回の審査に臨みました。
・運営者情報ページ設置
・プライバシーポリシーページ設置
・問い合わせフォーム設置
・投稿数 : 29(Min2,500字、Max5,500字)
・カテゴリ数 : 6
WordPressのテーマは、SEOに強いといわれる「Cocoon」を使用。
運営者情報、プライバシーポリシー、問い合わせフォームも全て設置した状態で、6カテゴリで29記事を公開しました。
ちなみに記事数が初回申請時から29と多かったのは、このうち半数以上は消滅した旧ブログで公開していた記事の転載だったためです。
旧ブログの記事を移転させた場合、もしかしたら他サイトのコンテンツをコピーしたとみなされる可能性はあるかもしれない、という心配はありました。
しかしコピーしたといっても紛れもなく自分の記事ですし、旧ブログが消滅したのは5月半ば、AdSenseの申請をした時点では既に旧ブログの記事はGoogleインデックスから消えていたため、<問題ない>ほうに賭けました。
何より、それなりにPVのあった記事をこのまま捨てるのは惜しいという気持ちが強かったのです。
さらに、Google社のブログプラットフォームBloggerにまとめていた暗号資産/ブロックチェーン「HIVE」に関する情報も、当ブログに統合することにしました。Bloggerの方ではまだ記事を公開している状態だったため、重複と見なされることがないよう、転載した記事はリダイレクトされるよう設定。
【余談】
Bloggerのブログ記事は、どういうわけかSearch Consoleから申請してもなかなかGoogleにインデックスされませんでした。またようやくインデックスされたと思っても、すぐに外れてしまうという現象が起こっていました。記事をWordPressに移転しようと考えたのはそのためです。
Bloggerの方は閉鎖することも考えましたが、既にSNS等で記事を告知しており、訪問者がいる可能性がゼロではなかったためリダイレクトで対応しました。
最終的に当ブログは「HIVE」に関する特化ブログとして落ち着きましたが(2023年9月現在)、当初は雑記ブログとして運営する気満々だったのです。
5回の不合格理由は全て「有用性の低いコンテンツ」
全くの初心者というわけではないし、一発合格は無理でも、2〜3回で何とかなるっしょ!とタカを括っていました。
ところが、蓋を開けてみれば不合格の連続… 計5通の不合格メールを受け取り、6回目でようやく合格通知のメールを受け取ったのは8月31日。
何だか夏休みの宿題をギリギリに終わらせた小学生のような気分でした。
そして、不合格理由は全て「有用性の低いコンテンツ」でした。
ほんと、自分の記事を全否定されているようで悲しくなるんですよね、この言葉… 少なくとも自分では「有用性が高い」と思っているからこそ記事にしているわけで、何がいけないのかがコンテンツ制作者からすると全然分からない言葉なのです…
どこがどうダメなのか、具体的に教えてくれれば直すのに~!と、終盤は半ば腹を立てながらサイトの修正作業を続けていました。
しかし審査に通過した今改めて振り返ってみると、原因はコレだったのかなと思い当たることがひとつあります。
それは、
サイトの方向性が不明確であったこと
です。
合格のための2つのアドバイス
もちろん、Googleは審査の細かい基準を公開していませんし、直接フィードバックがあったのは「有用性の低いコンテンツ」という言葉のみです。
そのため、私の不合格が続いた理由が「サイトの方向性が不明確であったから」だというのは、私の推測に過ぎません。
しかし最終的に審査に通過した時点でのサイトの状況と、それ以前に不合格が続いていた時のサイトの状況とを比較すると、あながち的外れでもないのではと考えています。
私は当初このブログを「旧ブログでそこそこPVのあった記事+暗号資産/ブロックチェーンHIVEの解説記事」という形の雑記ブログにしようとしていました。
本心ではHIVEの解説サイトを作りたいけど、それだとおそらくPV数が見込めない。それに、旧ブログでPVのあった記事を捨てるのも惜しい…
そんなふうにあれもこれもと欲張っているうちに、カテゴリ同士の関連性がない、まるでまとまりのないサイトが出来上がってしまっていたのです(詳しくは後述します)。
以上のことを踏まえ、これからAdSense審査に合格しようとする方のために私ができるアドバイスがあるとすれば、次の2つです。
サイトの方向性を明確にすること
私の場合不合格が続いていた時は、暗号資産・フードデリバリー配達・過去の仕事のエピソード・育児・資格取得(宅建)… と、てんでバラバラなジャンルの記事を数記事ずつ詰めこんだ「わけのわからないブログサイト」になってしまっていました。
旧ブログからそれなりに読まれていた記事を持ってきていたので、ひとつひとつのコンテンツの質が低かったとは思いません。しかし、サイト全体としてはどういう目的で運営しているのか、その主旨がさっぱりわからない状態であったことは確かです。
要はサイトの目的を訪問者にとってより分かりやすいものにするために、「雑記ブログ」より「特化ブログ」をおすすめします、ということです。「雑記ブログ」では審査に通らないというわけではないと思いますが、雑記にする場合はできるだけカテゴリ同士に関連性を持たせ、サイトの特徴を出したほうが良いかもしれません。
YouTube動画「AdSenseサイト承認シリーズ」を視聴すること
そして私がそのことに気づいたのは5回目の不合格の後、YouTube動画「AdSenseサイト承認シリーズ」の動画を全て通しで視聴した時でした。
それまでピンポイントでいくつか気になった回を再生してはしていたものの、全ての回を隈なく観たのはこの時が初めて。今となっては、なぜもっと早くに観なかったのかと後悔しています。
この動画シリーズでは、AdSenseの審査に合格するために必要なポイントが解説されています。
私の場合、この動画を観ることで「サイトの目的が不明確であることが原因なのでは…」と気づくことができましたが、それ以外にもこの動画シリーズには重要なポイントが多数盛り込まれています。
動画を観る時間も惜しい!早く修正作業を終えて次の申請をしたい!という気持ちはとてもよく分かりますが(私自身そうだったので)、まずは承認者であるGoogleの考えを理解するためにも、動画シリーズを全て視聴することをおすすめします。
AdSense合格までの道のり – 5回の不合格を越えて
さてここからは計6回の申請で、私がどのようなトライ&エラーを繰り返しながら合格まで辿り着いたのかの記録になります。
中には全く無意味だった対策、意味があったのかどうか分からない対策も含まれていますが、その点も含めて何かしらの参考になればと思います。
1回目の申請
7月初旬、自身の閉鎖済旧ブログ・他ブログから、記事を転載する形でこのブログをスタートさせました。
初回申請時のサイトの状況
・運営者情報ページ:あり
・プライバシーポリシーページ:あり
・問い合わせフォーム:あり
・Search Console:登録済
・XMLサイトマップ:作成・送信済
・投稿数 : 29(Min2,500字、Max5,500字)
・カテゴリ数 : 6
・記事ジャンル:妊娠・出産、仕事、医療、フードデリバリー配達、資格取得、投資、暗号資産
・ブログ運営期間:13日
・審査に要した日数:7日
上の章でも書いた通り、記事数は29と比較的多い状態で初回の申請をしました。
しかし、一週間で不合格の通知が来ます。
結果:不合格
理由:有用性の低いコンテンツ
2回目の申請
不合格の原因としてまず疑ったのは、YMYLジャンルに該当しそうな記事がいくつか含まれており、それが良くなかったのではないかということでした。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、お金や健康など人生に大きな影響を与える情報を意味する単語です。人の人生を大きく左右するような分野であるため、内容の正確性・信憑性が求められ、その他のジャンルに比べてより厳しく評価されることになります。
YMYLジャンルに該当する記事を削除
そこで下記の記事を下書きに戻し、Search Consoleからもインデックス削除申請をしました。
・無痛分娩の体験記
・胎盤用手剥離の体験記
・卵巣嚢腫摘出手術の体験記
・息子の舌下免疫療法(花粉症治療)の体験記
・おつり投資「トラノコ」のレビュー
全て自分の実体験に基づく記事でしたし、身銭を切ったり、本当に身体を切ったりした体験だったので、自分では「これは貴重な情報に違いない…」とひそかに自信のあった記事ばかりです。
しかしいくら当事者としての体験を記事化したものであっても、医療系・金融系ということで、いずれの専門家でもない私には厳しい分野だったのかもしれません。
「個人的な体験」としてなら、いけると思ったんだけどな…
2回目申請時のサイトの状況
この時の主な修正点は、お金や健康に関する記事(YMYLジャンル)を削除し、カテゴリを絞ったこと。
・投稿数 : 20(Min2,500字、Max5,500字)
・カテゴリ数 : 4
・記事ジャンル:仕事、フードデリバリー配達、資格取得、暗号資産
・ブログ運営期間:23日
・審査に要した日数:7日
ちなみにほとんどの記事が「閉鎖済旧ブログからの転載」「運営中の他ブログからのリダイレクト」であった点については、問題なかったと思っています。もしその点が問題であれば、却下事由は「複製されたコンテンツ」等になっていたはずだと思うので… (実際のところは分かりませんが、そう推測しています)。
記事の削除によりカテゴリ内の記事が1記事しかなくなってしまったものがあったため、カテゴリを統合し、6→4カテゴリに減らしました。1カテゴリにつき、最低2記事はある状態にしました。
前回より9記事減ったものの、まだ20記事あり、コンテンツのボリュームとしては充分だろうと考えて2度目の申請をします。
しかしまたしても一週間後、2度目の不合格メールを受け取ることになりました。
結果:不合格
理由:有用性の低いコンテンツ
3回目の申請
再度サイトを見直して、コレが原因ではないかと推測される部分に手を入れていきます。
暗号資産(HIVE)関連の記事を削除
3回目の申請時は、下記2点を修正しました。
・楽天アフィリエイトのリンク削除(1件)
・暗号資産(HIVE)関連の記事を下書きに戻す
旧ブログからの転載記事の中に、書籍のアフィリエイトリンクが入っている記事がありました。
アフィリエイトリンクについては、ない方が良いという説・あっても合格するという説の両方があり、正直どうするのが正解なのかは分かりません。でも、不合格要因を絞り込む目的で削除することにしました。
またHIVE=暗号資産なので、もしかしたらこれもYMYLジャンルということになり厳しいのだろうか…と考え、HIVE関連の記事を全て下書きに戻すことにしました。
元々私がこのブログで書きたかったのは主にHIVEの解説記事だったので、HIVE関連の記事を削除するということは自分にとってブログ運営の目的が大きく変わってしまうことを意味します…
しかし、一旦はAdSense合格のためと割り切ることにしました。審査に通った後、再度公開すればいい!と考えたのです。
運営者情報からもHIVEに関する記述を全て削除しました。
3回目申請時のサイトの状況
これによりガクッと記事数は減ったものの、それでも13記事ありました。AdSense合格者の方々のブログを読んでみると、13というのはAdSense申請の段階では決して少なくない記事数です。
むしろあまり多いと不合格要因を特定することが困難になるという説もあり、それは確かにその通りだと感じました。
・投稿数 : 13(Min2,500字、Max5,500字)
・カテゴリ数 : 4
・記事ジャンル:仕事、フードデリバリー配達、資格取得
・ブログ運営期間:31日
・審査に要した日数:7日
3回目の申請時点では、このブログは旧ブログから(厳選して)記事を転載した状態になっていました。
YMYLジャンルに該当しそうな記事は全て非公開とし、公開しているのは全てそれなりにボリュームのある、旧ブログでも読まれていた記事ばかり。正直、3度目の申請時点では「次こそは通るだろう」と考えていました。
今こうして記事ジャンルのラインナップを見てみると「何のサイトなんだかさっぱり分からない…」という感想を抱かざるを得ません。しかし自分ではこの時点で「かなり厳選したから大丈夫!」と思っていました。
そして、7月31日(月)夜中に「今度こそは」と3度目の申請をするのですが… 10日ほどで、見慣れたメールが届きます。
結果:不合格
理由:有用性の低いコンテンツ
4回目の申請
そろそろ不合格の原因が自分では分からなくなってきたため、WEBディレクターである夫氏に相談してみることにしました。
記事以外のページの修正
サイトの構造や細かい部分で不備や不具合がないかをチェックしてもらい、今度はその観点からサイトを修正。
この時は記事の内容には手を加えず、下記3点を修正しました。
・プライバシーポリシーの不備修正
・クッキー同意ボタンの設置
・AdSense審査コードの貼り直し
プライバシーポリシーをよくよく見直してみたところ、一箇所不備が見つかりました。「こちらをご覧ください」の「こちら」の部分にURLが入っていなかった… というものです。
正直、こんな細かいところまで審査で見られているのかは疑問でしたが、プライバシーポリシーというページの性質上、チェックされている可能性はあると思ったので… いずれにしても不備は修正すべきですし。
また夫から「クッキー同意ボタンを設置した方がいい」とアドバイスをもらったため、プラグインを利用して設置してみましたが… 結果的に、少なくともAdSense通過のためには必須ではなかったようです。最終的に合格した6度目の申請時点では、クッキー同意ボタンは設置していませんでした。
さらに、「AdSenseの審査コードはそのままコピペしてはいけない」という情報を目にしたため、それも対策。コピペするとスペースが空いてしまい、それが審査に響いている可能性があるというのです。そのためWordPress側にコードをペーストする際、空白を詰めてみたのですが…
結果的に、これも合否には関係なかったようです。最終的に合格した際はコピペでしたので。
4回目申請時のサイトの状況
4回目は、以下の状態で申請しました。
・投稿数 : 13(Min2,500字、Max5,500字)
・カテゴリ数 : 4
・記事ジャンル:仕事、フードデリバリー配達、資格取得
・クッキー同意ボタン:あり
・AdSense審査コード:ペースト後、スペースを詰める
・ブログ運営期間:45日
・審査に要した日数:0日(12時間)
これまでは不合格の通知が来るまでに1週間ほどかかっていたのが、この時はすぐ翌日に結果のメールが届きました。
あまりに早かったので「もしや合格?」と期待しましたが、結果は… しかも、不合格の事由がひとつ増えていたのです。
結果:不合格
理由:①パブリッシャーのコンテンツを含まない画面におけるGoogleが配信する広告の扱い、②有用性の低いコンテンツ
5回目の申請
あまりにスピーディに却下されたことに若干ショックを受けつつも、へこたれず修正を続けます。
アイキャッチのAI生成画像をやめ自己撮影のオリジナル写真に
・クッキー同意ボタンの削除
・AdSenseの審査コードをコピー&ペーストに戻す
・アイキャッチ画像を自己撮影のオリジナル写真に
4回目の不合格事由として挙げられていた「パブリッシャーのコンテンツを含まない画面におけるGoogleが配信する広告の扱い」…
もはや言葉の意味すら分かりませんが、この理由が追加される原因として思い当たることといえば、クッキー同意ボタンを追加したことか、AdSenseのコードをペースト時に修正したことくらいしかありません。
審査時間の短さからも機械的に弾かれている印象を受け、3回目までよりも状況が悪化していると感じました。そのためクッキー同意ボタンは削除、AdSenseの審査コードもコピペに戻しました。
(クッキー同意ボタンについては設置したことが悪かったわけではなく、私が上手く設置できていなかった可能性が高いと思っています)
しかし、これではただ3度目の申請時と同じ状態に戻っただけ(プライバシーポリシーの不備は修正しているものの)… 他にもまだ何か、審査に通過できない理由があるはずです。
そこでサイトをもう一度何度も見直し、「もしや… 画像が悪いのでは?」と考えました。
私はブログのアイキャッチとして、Bing Image Creatorで生成したAI画像を利用していました。
改めて規約を確認したところ、Bing Image Creatorは商用利用不可。この時点ではブログに広告は一切なく、収益化していない(というか、できていない)状態でしたが、これから収益化しようとするブログに商用利用不可の画像を貼っているというのがマズかったのかも…?
ということで、画像を全て自分のスマホで撮影した写真に差し替えてみました。
(現在は商用利用可のLeonardo.Aiで生成した画像を使用しています)
5回目申請時のサイトの状況
以下の状態で5回目の申請をしました。
・投稿数 : 13(Min2,500字、Max5,500字)
・カテゴリ数 : 4
・記事ジャンル:仕事、フードデリバリー配達、資格取得
・クッキー同意ボタン:なし(削除)
・AdSense審査コード:コピー&ペースト
・画像:オリジナル写真(スマホ撮影)
・ブログ運営期間:50日
・審査に要した日数:0日(11時間)
これでどうだ!と、5度目の申請。しかし前回同様、数時間でアッサリ不合格通知が来てしまいました。
結果:不合格
理由:有用性の低いコンテンツ
しかもAdSenseのページを確認したところ、
サイトの審査のリクエスト回数が上限に達したため、まだサイトの再審査をリクエストできません。2023年8月28日以降にもう一度お試しください。
とのお知らせが…。
どうやら一定期間中に申請できる回数には上限があるらしく、次回申請をするのには一週間待たなくてはならないようです。
この時は「パブリッシャーのコンテンツを含まない画面におけるGoogleが配信する広告の扱い」という不合格事由が消えたことだけが救いでした。
6回目の申請:ついに合格
「有用性が低い」なんて5回も言われると、さすがに落ち込みます。
「AdSenseサイト承認シリーズ」を全て視聴
認めたくないけれど、これはもう内容の問題だということなのでしょう…。
そこでYouTube動画「AdSenseサイト承認シリーズ」を最初から最後まで観てみることにしました。焦ったところでどうせ一週間は次の申請ができないのですから、じっくり原因追究をした方が良いと思ったのです。
この動画シリーズ、既にAdSense合格に取り組んでいる人にとっては「分かってる」「知ってる」「もうやってる」内容がほとんどだと思いますが、そうだとしても改めて全ての回を視聴してみることをお勧めします。
私自身、このシリーズのほとんどの回を「分かってる… 分かってるよ… それも知ってる… やってるよ…」と思いながら観ましたが、それでも「もしやコレでは?」と思い当たる原因が見つかったからです。
それが「サイトの方向性が不明瞭である」というポイントでした。
暗号資産「HIVE」に特化したサイトに方向転換
上の章でも触れた通り、このブログは旧ブログでPVのあった記事をピックアップして転載した状態となっており、カテゴリはバラバラ、「サイトの目的」など無いに等しい状態でした。
動画内で「サイトの方向性」「コンテンツの一貫性」という言葉が度々使われているのを観た時に、もしかしたらそれが原因かもしれないと気がついたのです。
そもそも私が最初の段階で「HIVE」と「旧ブログの過去記事」とを混ぜたサイトを作ろうとしたのは、「HIVE」だけではPVがとれないと分かっていたからでした。
HIVEはメジャーな暗号資産/ブロックチェーンではないし、日本人で検索する人がそれほどいるとは思えない… だからPV集めのために、検索需要のありそうな記事も同じサイトに載せておき「PV集めに使おう!」と考えていたのです。
それによりサイト全体の目的、ジャンルがぼやけることについてはあまり気にしていませんでした。
「雑記ブログ」なんだからネタは何でもアリだよね、と思っていたのです。しかし「雑記ブログ」だとしてもカテゴリ同士に関連性が全くなく方向性が不明瞭だったことは、結果的にサイトの評価を下げることになってしまったのかもしれません。
この段階でようやく、私は当初やりたかった「暗号資産/ブロックチェーンHIVE」の解説に特化したサイトを目指すことにしたのです。一旦は「もしやYMYL…?」と考え除外したカテゴリでしたが、だとしても実際のユーザーとして慎重に、正確に書けば良いだけなのでは、と考えました。
そこで今度はHIVE関連以外の記事は全て非公開とし、Search Consoleからもインデックス削除申請をしました。
WordPressのテーマを変更
またこの時、審査のためだけにWordPressテーマを変更しました(Cocoon→Luxeritas)。
これは夫の提案によるものです。WordPressのテーマを変更することでサイトの構造が大きく変わるため、サイトを修正したことをアピールできるかもしれない、というのです。
実際にどのような審査が行われているかが分からないため何とも言えないところですが、やれることは全てやってみよう、ということで変更してみました。
審査通過後、Cocoonに戻しています。
6回目申請時のサイトの状況
旧ブログからの転載記事は全て非公開とし、暗号資産/ブロックチェーンHIVEの記事のみで3カテゴリ、10記事を公開しました。
・投稿数 : 10(Min1,800字、Max3,000字)
・カテゴリ数 : 3(HIVE関連のみ)
・記事ジャンル:暗号資産(HIVE)
・画像:オリジナル写真(スマホ撮影)
・ブログ運営日数:60日
・審査に要した日数:0日(19時間)
・WordPressテーマ:Luxeritas
・結果:合格
この修正により記事数・文字数はかなり少なくなりました。計6回の申請のうち、最少です。
なお、サイトのコンテンツを「HIVE関連」に特化したことで、PVはほぼゼロとなりました。PVのないサイトに広告なんて貼らせてくれるのでしょうか…。
しかしこの状態で申請してみたところ、19時間ほどで「お客様のサイトで AdSense 広告を配信する準備が整いました」というメールが届きました。
結果:合格
おわりに
以上が私が5回の不合格を経て、6回目でようやく合格するまでの流れです。
不合格が続いていた時は、もう永遠にAdSenseの審査には通らないのではないかという気がしていました。でも、サイトの修正を繰り返すことできちんと合格まで辿り着くことができましたし、開設当初と比較しても明らかに良いサイトになったのではと感じています。
PVがなくなったのは大問題ですが… 笑
試行錯誤の末、特化ブログに方向転換したタイミングで合格したため、私自身は不合格が続いた理由を「サイトの方向性が不明瞭だったからではないか」と推測していますが、もちろん本当のところはGoogleにしか分かりません。
最終的に合格した時にはブログ開設から2ヶ月ほどが経過していたので、例えばそれまでは「運営期間が短過ぎる」という理由から不合格になっていたことも考えられます。…が、不合格要因を特定する術はありません。
AdSenseプログラムポリシーを熟読したり、YouTube動画「AdSenseサイト承認シリーズ」を視聴するなどして、初めにGoogleの考え方をきちんと理解することが合格への早道になるのではないかと思います。
少しでもヒントになれば嬉しいです!